硬膜外麻酔の手順
無痛分娩の主流となっている「硬膜外麻酔」を使用する方法について、その手順を説明します。
- 産婦さんは、横向きに寝るか、または座ったままの姿勢で、背中を丸めます。
- 消毒液で背中を拭いて、そこにごく細い針で痛み止めの注射をします。
- 硬膜外麻酔のための針を刺し、針の先端を皮膚から4cm前後にある硬膜外腔まで進めます。そしてこの針の内側を通じて、カテーテルという細いプラスチック管を硬膜外腔に留め置いて、硬膜外針は抜きとります。
- カテーテルが正しい位置にあることを確認するために、カテーテルからごく少量の薬を試験的に投与します。その時に、産婦さんがめまいや耳鳴りを感じた場合は、カテーテルの先が偶然血管に入った可能性があります。
- カテーテルがずれたり抜け落ちたりしないように、テープでしっかり固定します。固定した後は、動くこともできます。
- 留め置いていたカテーテルから局所麻酔薬、あるいは麻薬性鎮痛薬を投与します。陣痛がおさまるまで少しずつ投与します。
- 効果が切れかかったら、薬を追加投与できるようにしておきます。この場合、薬が効くまでに、通常では15分~30分程度かかります。
無痛分娩を行なっている間は、定期的に産婦さんの心拍数と血圧を測定します。同時に赤ちゃんの心拍数にも気を配り監視します。
さらに、子宮の収縮の頻度や強弱の度合いを陣痛計を使用して観察します。
一般には赤ちゃんが出産後、会陰の処置を終えてから硬膜外麻酔を中止します。
その後、2~3時間ほど経過したら下半身の感覚が元に戻ります。下半身の感覚を取り戻した時点で少し痛みがあり、つらさを感じることがあるかもしれません。
まだ痛みに我慢できず、鎮痛処置が必要であれば、お医者さんや看護師さんに相談の上、鎮痛薬を処方してもらいましょう。
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