バースボールとは
分娩を行なう病院では、「バースボール」というものが置いてあるところがあります。これは、分娩時にリラックスして過ごすために産婦さんが使うものです。
このバースボールも、麻酔薬による無痛分娩の代替医療として採用されているところが多いようです。
バースボールとは、空気で膨らんだビニール製の大きなボールで、フィットネスクラブやジムで見かけるボールとよく似ていますが、こちらの方はきちんと出産用に考案されているものです。
従来、理学療法士によってリハビリテーション療法に使われていたものですが、最近では分娩時にも使われるようになってきました。
陣痛時に産婦さんがバースボールの上に座ると、揺れて体重移動が楽に出来るようになります。
バースボールを使用することで、ベッド上や座っている時には出来なかった楽な姿勢をとることができます。
弾力のあるボールに座ることによって、会陰部にかかる圧力も減少されます。
バースボールは、これといって規定された使用法があるわけではないのですが、上に座るだけでなく、四つ這いのような格好でボールに寄りかかり、ボールを抱きしめるように使う産婦さんもいます。
バースボールとともにこんな姿勢をとることにより、腕や手、膝の緊張が軽減されます。
しゃがんだ姿勢をとる場合にもボールが支えになってくれます。
歩き回っても陣痛が楽にならない時は、試しにバースボールをやってみるのもよいでしょう。
ただ、バースボールは姿勢の変化に対しては柔軟に反応してくれますが、安定性がなく転がりやすいので、産婦さんの安全のためには、ボールに座って揺れている間は、バランスを崩さないよう、誰かに近くで支えてもらうほうがよいでしょう。
また、硬膜外麻酔による無痛分娩を行なっている場合でも、運動神経麻痺が軽い状態ならば、誰かの手を借りてボールを使い続けることも出来ます。
使い方が簡単で副作用には関係ないところもバースボールのよいところです。
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