冷え性とツボ療法
女性には冷え性という悩みがつきものですね。夏、暑い盛りに額からは汗が流れているのに、手足は冷たい、と訴える女性は案外多数いらっしゃいます。冷え性が女性に多いのは、女性ホルモンの影響であったり、無理なダイエットであったり、さまざまな原因があるようです。
この冷え性を解消するための足ツボというものもあり、これは女性にとって重宝するツボ効果ではないかと思います。東洋医学では、冷えは、肝経(かんけい)と腎経(じんけい)という特定の経絡(けいらく)に気血の滞りがあることによって生じるものとされています。
そのため、冷え性の治療にあたっては、これら二つの経絡上に存在するツボを中心に治療を進めます。おのおのの経絡に存在しているツボは以下の通りです。
▼腎経(じんけい):足ツボの湧泉(ゆうせん)と太谿(たいけい)
▼肝経(かんけい):足ツボの太衝(たいしょう)
というツボを刺激します。おのおののツボの場所は次の通りです。
・湧泉(ゆうせん)は、足底の中心より前の方にあります。第2と第3の指の骨の間で、少し窪んだところにあります。
・太谿(たいけい)は、下腿内側で内踝(くるぶし)の後ろ、アキレス腱の前にあります。足の親指と隣の指の間の線上で、足の甲が高くなったあたりです。
・太衝(たいしょう)は、足の親指と隣の指の間の線上で、足の甲が高くなったあたりにあります。
さらに足の三陰交(さんいんこう)というツボも効果があります。
・三陰交(さんいんこう)の場所は、下腿内側で内踝(くるぶし)から、上に約下腿の長さの3分の1のところにあります。
一方、ほてりというのは、冷え性とは逆の症状ですが、これも女性に多い症状です。中には冷え性であり、併せてほてり症状もあるという方もいます。まったく正反対の症状であるほてりと冷え性ですが、実は根っこは同じなのです。
いずれの症状も血液の循環が円滑でないことに起因しており、同じ原因から発生しているわけですね。したがって、ほてりの場合にも、上記と同様のツボを刺激することによって、効果を現わしてくれます。
冷え性には、足ツボ療法以外では、しょうが灸を毎日続けるのも効果的です。
冷え性解消のためには、とにかく日常生活のなかで足をよく動かすことが必要です。足首を回す小さな運動や青竹踏みは、足の裏全体に渡って足ツボを満遍なく刺激するのに絶好の方法といえます。
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